こんにちは!トレーニングサロンLeiの中川です。
とある女性に「太っている」ので「痩せたい」です。と言われました。僕はパーソナルトレーナーですから日常で相談されるのは当たり前の光景です。しかし、その相談された女性をじっくりみても「太っている」とは思いません。むしろ痩せているのです。
「太っている」と「太って見える」の違い
では、なぜその女性は自分で自分のとこを「太っている」と思っているのでしょうか?実は彼女の「太っている」という言葉の裏側には「体にメリハリがない」という悩みがあります。そうです。「太っていない」けど「太って見えてしまう」のです。もっというと、「太っているように見えない」けど「綺麗な体」ではないのです。彼女が目標としている「体」は「美人スポーツ選手」のようなソフトに筋肉がついて引き締まっている体なのです。僕は彼女に「痩せたい」と相談されたとき、「モデルのように綺麗に細くなりたい」というのではないだろうか?と思ってしまいました。しかし実際は違いました。マッチョすぎず、ソフトに筋肉をつけた「綺麗な体のスポーツ選手」「スポーツメーカーのファッションモデル」というイメージが彼女の中にありました。
では、なぜ僕は彼女が「モデルのように綺麗に細くなりたい」というのだろうと思ったかと言いますと、第一印象からして「似合いそう」と思ったからです。しかしそれは「彼女の意見を全く聞いていない状態」の時でただの「僕の意見」です。ですから彼女の意見を聞いてみたところ「メリハリがないから筋肉をつけたい」という意見でした。
この時点で、「痩せたい」という言葉には「メリハリがない体」という悩みがあり「メリハリをつけるために筋肉をつける」べきだから「ソフトに筋肉をつけたスポーツ選手のような綺麗な体」という自分自身で考えた目標ががありました。
こういう目標は、いい考え方と言えるでしょう。あとはこれにパーソナルトレーナー目線で目標を明確にしていくとこになります。
まず彼女に「メリハリをつけるために筋肉をつける」という考えをなくしても、目標は「ソフトに筋肉をつけたスポーツ選手のような綺麗な体」なのかということです。一般の方には固定観念がありますから、なぜその考えに行き着いたのかを把握する必要があります。
彼女の答えはどうでしょう。「メリハリ」をつけるために「ソフトな筋肉」が必要ないのであれば目標は「モデルのように細く綺麗になりたい」とのことでしたのでこの時点で「本当の目標」を知ることになりました。
あとは今の体や生まれ持った骨格などの関係を把握していくことになりますが、「目標」と「理想の体」は固定観念を持たずに考えるべきですしパーソナルトレーナーと契約するのであれば全てを話す必要があります。
もし、僕が彼女の「ソフトに筋肉をつけたスポーツ選手のような綺麗な体」という目標を鵜呑みにしてアドバイスするのと、「モデルのように細く綺麗になりたい」の目標にアドバイスするのでは、アドバイスが違います。1人でダイエットするときも同じです。「ソフトに筋肉をつけたスポーツ選手のような綺麗な体」と「モデルのように細く綺麗になりたい」の目標では調べ方が違うため努力する方法も異なってくる可能性があります。
体重計やサイズ測定よりも「鏡」
「痩せたい」「ダイエットしなたい」「細くなりたい」と思った時、体重何キロでサイズは何cmと明確に目標を定めるとは難しいと思います。パーソナルトレーナーである僕は明確に決める決めることは考えていません。ある程度のサイズの予想はしますが、ここを絶対に何cmにしますなどはあまり言いません。本当にサイズを求める人はそんなにいないからです。私が請け負っている「演歌歌手」の方でしたら衣装の関係で「このサイズにしてください」なんて注文が来ますが、一般の方はそんな注文は来ないです。むしろ僕はイメージ(見た目)の方が大切だ思っています。
目標とする「ボディの持ち主」の写真を用意し、自分の全身を鏡で見てその写真の「見た目」に近づけるように努力することが「目標」として明確にできます。パーソナルトレーナーに相談するときも「痩せたい」だけではなく「この写真のように痩せたい」ということにより明確なアドバイスがもらえます。これは「自分」も「相手」もイメージが一致しやすいからです。
例えば、僕が「髪型」を変えたいとき「美容室」に行きます。何にもの美容師さんに「ジャニーズのようなの髪型にしてください」という言葉だけだと「ジャニーズの誰だよっ?」ってなってしまいます。では「ジャニーズの〇〇さんの髪型にしてください」と言ったとしても「いつの髪型」なのか?とか人は自分に興味がなく注目してみていないものにはぼんやりとしたイメージしか残っていませんので細かいことが伝わらなかったりします。しかし写真で「この人の髪型にしてください」と言えば、写真のイメージで自分に似合うようにカットしてくれます。
鏡は全てを写してくれるので、「なりたい体」をみながら自分の体を「鏡で確認」していくと「目標」を明確にして努力しやすいと思いますよ。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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