便秘でお腹が張っていて気持ちが悪いという症状を訴える方や、お腹は張ってないけど便が出ていないから気になるといった方が多いです。私がパーソナルトレーニングを担当しているお客様でも「便秘」になってしまう方がいます。
便秘の原因は、「運動不足」「偏った食事」「ストレス」「水分不足」などと言われていますが、パーソナルトレーニングを受けている方は「運動不足」ではありませんし、「水分摂取」にも気を使います。人それぞれですが運動により「ストレス」はそこそこ解消できていると思います。
短期間ダイエットを狙っている方の食事は「偏った食事」と言われれば、食事制限で偏りがあるかもしれません。しかし、悪い方向にでる食事はおすすめしていません。これらの条件を満たしている方で健康な方が「便秘」といってくる時があります。
いったい何故でしょう??
便秘とはいつから便秘というのか??^o^;
実は排便のリズムは個人差が大きいので、便秘のはっきりした定義は存在していません。
ただ「日本内科学会」では「3日以上排便がない状態である時、または毎日排便があっても残便感がある状態の時」は便秘と呼んでいるそうです。3日以上、便が出ていない時に便秘と呼ぶのは分かる気がしますが、毎日排便があっても残っている感覚がある状態も便秘となります。このことを踏まえると、「便秘」とは便が出る頻度よりもスッキリ感があるかどうかが基準になるということです。
私の場合は、パーソナルトレーニングで「食事制限」をしている方へ、週に1回の排便でもかなりスッキリした感覚があれば便秘の問題はないとお伝えしています。
便秘には食物繊維^o^
便秘解消に有効なものとして「食物繊維」の摂取が重要と聞いたことがある方が多いと思います。食物繊維は「不溶性食物繊維」と「水溶性食物繊維」がありあります。
不溶性食物繊維として一般的に知られている食材は
穀類、野菜、豆類、キノコ類、海藻、甲殻類(エビやカニ)
などがあります。不溶性食物繊維は胃や腸で水分を吸収して大きくふくらみ、腸を刺激して活発にし、便通を促進することができます。
水溶性食物繊維として一般的に知られている食材は
大麦、オーツ麦、昆布、わかめ、こんにゃく、果物、里いも
などがあります。水溶性食物繊維は粘着性により胃腸内をゆっくり移動するので、お腹がすきにくく、食べすぎを防いでくれます。糖質の吸収をゆるやかにして、食後血糖値の急激な上昇を抑えます。
これらをしっかり摂取していくことが便秘の予防になるのですが、これは便秘予防の1つの手段にすぎません。
「運動」「水分」「食物繊維」「ストレス発散」ができていても便秘になってしまう方がいます。その原因とされるのが「動物性食品」です。
動物性食品に気をつけよう^o^
日本人は脂肪やタンパク質が豊富な動物性食品を消化、分解、吸収する能力が低いと言われています。日本人と欧米人の「胃酸」の分泌量を比べると、日本人は欧米人の半分程度しか胃酸が分泌されないため、「肉」「揚げ物」「乳脂肪」など消化に時間がかかり便通が遅れることがあります。
特にパーソナルトレーニングで体を鍛えていると「タンパク質」が重要であり、積極的に摂取することもあります。更に「食事量」も今までよりも適正量になることにより今までとは便になるものが少なくなることから便秘と感じる方が多くいるのも事実です。
また「糖質制限」では炭水化物が減るので食物繊維が不足しがちになる可能性も高いです。これらを踏まえて「便秘」とは何かを考えていくべきです。タンパク質中心となった食事の時は、いいものを入れる前に「脂質」の質に気をつけいくのもいいかと思います。
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